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« 「お江戸幕末美味処」 かわすみひろし 再録します。 「風より疾く」2巻も発売中! | トップページ | 「かわすみひろし本舗」 東京タワーその1 »

2012年4月11日 (水)

かわすみひろし本舗 本の整理!

 昨年、名古屋の実家が取り壊しになりまして、その時行き場を失った大量のマンガ本を東京の拙宅で引き取りました。漫画家という商売柄、「全部お前の本だろう!」と思われてしまいそうですが、八割以上は三歳下の弟が集めたものです。

 ラインナップは手塚治虫、楳図かずお、ちばてつや、松本零士、永井豪、白土三平、川崎のぼる、つげ義春(敬称略。以下も。)というそうそうたる面々で、兄の自分は十代の頃、弟の買い集めた豪華ラインナップを読むことで漫画の勉強をさせてもらったようなものです。ちなみに、自分が当時嬉々として買っていた漫画は、魔夜峰夫の「パタリロ」「ラシャーヌ」美内すずえ「ガラスの仮面」ゆうきまさみ「究極超人あーる」です。

 弟が「引き取りたいけど引き取れない」ということなので、仕事場に余裕のある自分が一時的に預かることになったのですが、このマンガ本、ダンボール箱で十箱以上ありまして、さすがにすぐ整頓することが出来ず、一年近く放置してありました。玄関を入るといきなりダンボールの壁という状況です。アシスタントの皆様には本当にご迷惑をおかけしました。

 そんなマンガ本ですが、幸か不幸かとても暇な時間が出来てしまったので、今整頓をしているところです。とりあえずランダムに放り込まれている本を作家別に分類、新しいダンボール箱に移しています。
 まあ、いきなり楳図かずおにひっかかって読みふけってしまうわけですけどね。

 楳図かずおはダンボール箱三つになりました。とりあえず写真をパチリ。

P1030951

 「わたしは真吾」「漂流教室」等、鉄板の傑作も多い大先生ですが、昭和の女の子たちを魅了した怪奇ものはやっぱりおもしろいです。こういった無数の作品が漫画界を支えていたのだと思います。ただ、今の子供たちはこういった方向にはお小遣いを使わなくなっているのかな。昔は女の子の家に行くと怪奇漫画が必ず置いてあるイメージだったけど。

 電子書籍が普及するようになると、本はすべてデータ化されて、とても便利になります。極端な話、すべての本を巨大なサーバーに保管して、それにアクセス出来れば漫画をはじめあらゆる本を読むことが出来ます。一冊一冊を自分が所有するという発想がすでに古いのかもしれない。でも、本棚がその人間の個性を現すものだとしたら、それが「閲覧履歴」なとという味気ないものになってしまうのは、なんかさみしいです。

 まあ、そう言いつつ、この大量の本がハードディスクに入ってくれたら楽なのにな、とも考えますが。

 自分が小学一年生の時、何を思ったか父親が漫画をワンセット買ってプレゼントしてくれたことがありました。それが、本当になんでやねんて感じなのですが、山上たつひこの「がきデカ」でした。父親は早くに死んでしまったので、その真意を問いただすこともできないのですが、これは親が子供に与える漫画としてはかなり過激だと思います。たぶん、本屋で「今何が流行ってるの?」と聞いておすすめの漫画を言われるままに買ってきたのでしょう。病的に潔癖な人だったのでそれ以外考えられない。

 ところが小学一年生の自分はこれがとても気に入りまして、木製の専用ケースを作り、その表にこまわり君の絵を描いて愛蔵しておりました。

 本を所有することは人間にとってとてもエキサイティングな体験です。本を持つことが人間の本能を激しく満足させるのです。そうであるならば、データの所有にこれと同等の感激を持たせることが出来るのか、データは人間の物欲を満足させられるのか、そこに何か鍵があるような気もするのですが、まあ、無いかもしれませんね。(投げるなよ)

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