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2012年12月 3日 (月)

語るに落ちたりかわすみひろし

子供の頃は同じ漫画を繰り返し読みふけって、
そのセリフまで暗記してしまうことがあったけれど、
この頃は、面白いと思っても、一度読んでそのまま放置、
なんてことも多い。

高校時代はなぜかガラスの仮面のアルディスとオリゲルドのセリフを
いくつか覚えていて、通学途中のバスの中で「ふたりの王女」を
脳内再現していたりした。
ああいうのが、結構好きらしい。
ちなみに、ガラスの仮面やらパタリロはいまだに買い続けている。

あと最近読んだ漫画だと、「風雲児たち」は面白い。

実は弟が手塚治虫の大ファンで、
「ルードヴィヒ・B」目当てにコミックトムを買っていた。
その雑誌に、大黒屋光太夫のロシア漂流あたりの「風雲児たち」が載っていて、
腹をかかえて大笑いした。こんな面白い漫画があったのかと。
それから上京後もコミックトムを買い続け、単行本もちょいちょい手に入れていた。
解体新書のくだりと田沼政治の終焉にかけては、何度繰り返し読んだかわからない。

先日、海音寺潮五郎の「悪人列伝」で田沼意次のくだりを読んで、
作者に「きらいだ」と切り捨てられた意次さんだが、
どうも、風雲児たちを先に読んでいるので、悪い人のような気がしない。
いい人だったんじゃないかと思ってしまう。

あれから四半世紀は経ったけれど、最新刊はようやく「桜田門外の変」である。
これも、テイストは微妙に変わっているけど、熱い漫画だと思う。
当初の予定通り、明治まで突っ走って欲しい。
最後までお付き合いします。

と、当初は漫画を繰り返し読まなくなった話を書こうかと思っていたのだけど、
なんか好きな漫画の話になってしまった。

繰り返し読まないのは、その漫画が詰まらないとかではなくて、
単に若い頃と読み方が変わっているのだろうなと感じる。

自分が中学生の頃、パタリロの最新刊を何分で読めるかをやったら、
二十分かからなかったと記憶している。
若いから読んでる間の集中力がすごいのだ。

けれど、この頃は時間をかけて、休みを入れながらちょっとずつ読むことが多い。
これは一般の書籍でも同じかもしれないが、一章読むごとに休みを入れて、
ぼんやり内容を反芻しながら、散歩になんか出ることもある。

これが今の齢相応の漫画の読み方なのだろう。勢いで読むのではなく、
自分のリズムで少しずつ漫画を咀嚼している。

だから、雑誌という媒体で読むよりは単行本でもいいや、となる。

出版社は雑誌で赤字を出しつつ、単行本で売り上げを稼ぐという作戦になっている。
とにかく、何百万部も売れていた時代は既に過去であり、今は数万部しか売れないという
ニッチな雑誌も多い。
こういう雑誌は採算ラインを既に割っているので、単行本で稼ぐしかなくなってしまう。
ここ数年はその流れが極端になってきているが、
出版社は出版社でそういう時代にマッチするべく、
単行本が売れるビッグタイトルを作ろうと、あれやこれや手を尽くしている。
そうなると、初めから雑誌の埋め草みたいな作品は軽視され、例のあの
「読みきりなんていらねーんじゃね?」
みたいな極端な問題提議が編集側からなされることになる。

自分はあれはわざと問題を投げかけて、それに対する作家や読者の反対意見を
探ったのだと思うのだけど、明確な回答は、自分もまだ見ていない。

みんな次の出版形態を模索しているのである。

雑誌が売れないなら、描きおろしでいいじゃん、と言った某出版社社長がいるが、
その場合の作者の取り分は「出来高」だそうで、漫画制作のシステムを完全無視している。

文芸だと、純文学の書き下ろしを始めたのは新潮社だったか、
それまでは雑誌掲載分をまとめて単行本化するのが一般的だったと思う。
おそらく、それと同じ理屈を漫画に持ち込んでいるのだろうけど、
漫画は小説よりも集団作業に頼る部分が多いので、
みんな簡略な絵にでもしない限り、描き下ろしなんて芸当はたぶん出来ない。
「人件費」は重いのである。

だいたいそれだったら出版社なんかに頼らずにネットでやった方が早い。

問題は、「出版社が儲かりつつ、漫画家が漫画を描ける場なんてあるのか」
と言うところに集約される。

この出版社と言うところをちょん切ってしまおうという意見もあるのだが、
それは仁義にもとる。ここでは考えない。

雑誌の利点は最新の作品をすぐ読めるところにあるのだが、
その「最新」にこだわらない客層が増えている。少なくとも自分はそんな感じだ。
だったら、雑誌が本棚に並べられるくらい、きっちりした作りで、
一年くらいは保存がきいて、ある程度ためておいてから、一気読みが出来る、
その方がいくらかありがたい。
ただ、そういう雑誌も現実に存在するが、たいてい隔月刊ペースで、
週刊だとあっという間に部屋を占領してしまう。

いっそう、各作品ばらばらに綴じて、引っ張るとその漫画だけ取れるシステム。
「週刊和綴じ」
みたいなのにしてみる。

気に入った作品だけ取り出して自分だけの単行本が作れます。
単行本化するときの再和綴じ化のバインダーカバーとおまけ漫画を後で販売。

みたいな?

とにかく、雑誌と言う読み捨てシステムが、限界にきているのである。

ごめんなさい、落書きみたいな文章になってしまいました。

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横浜にいた猫。すぐそばにいた人間の子供をじっと見ていたので、
撮った。自分はペット飼ったことないけど、
たまに人様の家で猫にじゃれ付くと、指を噛まれるわ、
しょんべんもらされるわで、ろくなことがない。
でも、基本的にネコ派のような気がする。

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