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2013年4月 8日 (月)

女流ピアニスト

エレーヌさんというピアニストがいる。
フランスの女流ピアニストで、年齢は自分とほぼタメ。

すばらしい美人さんである。

フルネームを書くと検索エンジンに引っかかってしまうので、
ここではただ「エレーヌさん」としておく。

昔、学生時代にエアチェックしたエリザベート・レオンスカヤのピアノ演奏、
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のカセットを紛失するという事故があった。
ライブだったので、CDではもう手に入らない。
秋葉原の石丸電気(海賊版も売ってた)で散々探したのだけど、ない。
それじゃあ、他の演奏でとなると、どれもいまいちピンとこない。

そんな中、自分が「これなら」と思ったのが、エレーヌさんのピアノ演奏だった。

彼女がカナダかどこかで狼と共同生活をしていたころのCDで、
インナージャケットが狼と戯れるエレーヌさんの写真になっている。

すでにこの辺でユニークな人である。

そして肝心のピアノ演奏なのだけど、気持ちが楽器の音に乗ってる感じで、
聴いていて直感的に伝わってくるもののある演奏だった。
ピアノの専門家に言わせると、音色やタッチが濁っていて駄目という人もいるけど、
まあ、自分にはどうだっていい話だ。

問題なのはこのベートーヴェンのCDの、いわゆる緩徐楽章である。

オーケストラの音が静まり、ピアノのトリルが怪しく響き渡る。
そこで、かなり露骨に「ハア、ハア」と艶めかしい声が聞こえる。
ちょっと、ドキッとする。

自分はこういう演奏者の音にはかなりこだわらない方で、
名ピアニストのグールドさんがモーツァルトで鼻歌を始めても、
汗っかきの指揮者、スヴェトラーノフの演奏で納涼用の扇風機の音が聞こえても、
それも演奏の一部だよと聞き流すことが出来る。

けれど、エレーヌさん(美人)の喘ぐような声は、ちょっとたまらんなと思った。
なんか男性としてはムズムズしてくる。
しかもこれ、同じアルバムに収録されているソナタの方でも喘いでる。
レコード会社がオヤジ客を釣る為にわざとやってんじゃないかとも邪推してしまう。

でもこのアルバムに関しては、エレーヌさんの演奏は素晴らしく良いので、
あの声が入ってないバージョンも欲しいなと、ヘッドホン派の自分は思った。
もちろん、入ってる方は入ってる方で貴重なのだけど。

日曜の朝、新聞のテレビ欄を見ていたら、N響の定期でソリストが彼女になっていた。
ここ数年、絶世の美人ピアニストということで、ハイビジョン映えする彼女は、
日本の音楽番組に出る機会が多くなった。

漫画家も演奏家も、声優さんもプロのスポーツ選手も、
何でもかんでも美形がもてはやされる時代である。
特に漫画など、描いている当人のことなど作品とは関係ないと思うのだけど、
編集さんと話をすると、読者はそれも含めて作品だと思ってるんですよ、
と言われる。

自分もデーモン小暮閣下みたいなメイク素顔で、
「わははは」な性格だったら、単行本もずいぶん売れるのかもしれない。

しかし、エレーヌさんは持って生まれた美人さんという資質に割と無頓着な感じで、
それよりも豪快にピアノを鳴らすことに集中しているように見える。
この日の曲目も、ブラームスのピアノ協奏曲第2番で、
女性にこれを演奏させるか、というような大曲である。
エレーヌさんには1番の方のCDが既に出ていて、これも好評だったのだけど、
2番はさすがにしんどいんじゃないかなと、下世話な感じでテレビを見ていた。

例によって日本酒をちびちびやりながら大河ドラマを観て、
それから教育テレビの方に流れる。
2時間たっぷりクラシックというのは、NHKならではの骨太な企画。
ネットの実況の方も並行して見ていたのだけど、
エレーヌさんが登場すると、美人だーきれいだーでも老けたーの大合唱。
例の調子で豪快にピアノを鳴らし始めると、すげー男前ー指長げー
と、よくわからない合いの手が入る。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番といえば、
通常3楽章の協奏曲の型をやぶって、4楽章構成で演奏時間50分の巨大さである。
演奏はあらゆるピアノ協奏曲の中でも屈指の難しさのはずで、
当のブラームス本人がソリストとして演奏したときも、
けっこうミスタッチだらけだったらしい。

そんな難曲中の難曲なのだけど、
骨太な演奏で見事に弾ききった。
けっこう長い曲なのにあっという間に終わってしまった。
この集中力は大したものだと思う。

N響との演奏はここまでで、
余った時間は過去のエレーヌさんのソロの演奏という事になった。
曲はモーツァルトのソナタのCDに収録されていたバルトーク。

収録日のまるで違う演奏なのだけど、
着ている服がブラームスの時と同じだ。
あれ?と思って実況を見ると、
さすがに皆さん気が付いて、一張羅だー貧乏だーでもそこが素敵ー
と受けている。

気取らない美人さんというのは、男から見ると最高に魅力的なのだ。

D9vgd1zt

自分の好きなジャケット。
ラフマニノフの協奏曲2番。

いろいろ失礼なことも書いているので、検索エンジンに引っかからないようにしてるけど、
もし熱狂的なファンの人でここまで流れて来てしまった人にはゴメンなさい。
でも自分はかなり好きですよ、彼女のピアノ。

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