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« 三波春夫著 「熱血!日本偉人伝」 | トップページ | 敗者復活 その2 »

2013年11月23日 (土)

敗者復活 その1

すっかり寒くなりましたね。

前にも書きましたが、寒いのは苦手なので、朝起きると暖房器具の前で震えています。
うちには電気、ガス、石油と、各種暖房器具がそろっているのですが、
一番早く部屋があったまるのは、圧倒的にガスファンヒーターなので、
こいつを机の前にもってきて、カチャカチャと文章を打ち込んでいたりします。

そんな文章の中で、「こいつは駄目だな」とゴミ用のフォルダーに投げ込むものも、
結構多いのですが、あとで読み返してみると、駄目は駄目なり面白かったりするのです。
あくまで個人的な面白さですが。

例えば前回の三波春夫ですが、あれは実は2稿目で、第1稿がパソコンの中にありました。
……書いた当人はすっかり忘れてましたけど。
こんなやつです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

久しぶりに古本屋に行って見つけてきました。

写真

以前、ちょろっと三波春夫の名前をここで出したので、
これも何かの縁かなと思って購入。
サイン本だった。

写真

東京都内の古書店だとサイン本は珍しくないし、僕も何冊か持ってる。
でも今回のはマジでうれしかった。
これで弟が持っている手塚治虫のサイン入り「アドルフに告ぐ」初版本に対抗できる!
(やつは握手までしてもらったんだよな)

若い人のために書いておくと、三波春夫先生は昭和の歌謡界における伝説の巨人である。
大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」は有名。
僕にとってはどうしてもルパン三世の映画第一作「ルパン三世vsマモー」の

♪俺~はル~パンだぁぞ~

というエンディングテーマが印象的だったりします。
あの映画では声優としても出演なさっているそうで、エジプト警察の署長さん役とのこと。

いきなり話は脱線しますけど、マモー役の西村晃さん、ルパン役の山田康夫さん、
銭形の納谷悟朗さん、あと、素人丸出しの声の赤塚不二夫さん梶原一騎さんと、
既に他界されている方が何人も出演なさっているので、いま観るとしみじみします。
とくに赤塚不二夫さんのいかにも酒好きっぽい親父声がせつねぇ。

話を戻します。
三波春夫は歌謡界が芸の花道だった時代の代表的な歌手の方で、
美空ひばりや、お亡くなりになった島倉千代子さんともども、歌謡界の巨星でした。

もともとは浪曲師でいらしたので、芸に対しては真剣でひたむき。
その精神の高潔さがそのまま昭和歌謡の精神的主柱となっていた面もあるかと思えます。
……こう書いているとなんだか偉そうですが、今になって考えてみれば、
偉大な人だったなとしみじみ思うのですよ。当時は年寄り向けと避けてましたけど。

それで、半分洒落のような気分で本を買ったのですが、
読んでみたらタイトルの通り、熱い血のたぎるような歴史物語でした。

取り上げられている人物は次のとおり。

●高田屋嘉兵衛
●大石内蔵助
●勝海舟
●平清盛
●二宮尊徳
●児玉源太郎
●織田信長と豊臣秀吉
●聖徳太子
●スサノオと日霊女

このランダムな偉人たちを選ぶうえで三波春夫がこだわったのは、

ーおのれの私利私欲のためではなく、公(おおやけ)のために働いた人たち

という滅私奉公の精神だったりします。
……メッシホーコーなんていうと古臭いと思われるかもしれませんが、
自分さえよければと時流に流されがちな現代人(僕をふくめて)より、
みんなのために頑張ろうという人間は、カッコいいと思いますし、
三波春夫が書き残したかったことも、そこにあるのではないかと考えます。

実際、取り上げられた偉人たちは三波春夫がそのキャリアの中で歌ってきた人物でもあり、
その人物に少しでも近づくために、
「すごく勉強なさったんだろうな」
と自然に背筋が伸びるのです。
ですから、その人物に対する知識量は半端ではない。
どうせ芸能人の二科展みたいなものだろうと舐めてかかると僕のように恥をかく。

そして、自分の利益より人のために頑張ろうという視点があるため、
読み進めると爽やかな感じがします。

歴史書としても、僕にはかなり面白かった。新しい発見がいくつもありました。
大石内蔵助での、赤穂藩と仙台藩の関係とか、
勝海舟での、海舟の先祖と水戸家の因縁とか、
着眼点が三波春夫らしくてユニークです。
人に善行を施せば、めぐりめぐってまた帰ってくるものなんだな。

……本が既に手に入れにくくなっているようですし、言及した分について書きます。

赤穂藩と言えば、塩です。
その塩の質の高さから、それを狙って吉良が浅野をいじめたとも言われるくらいで、
日本国内で

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……ここで文章が途切れています。
たぶん、本の内容の方にシフトしようとして、頭がパンクしたんだと思います。

仙台藩が密偵を放って赤穂の塩の秘密を盗もうとするのですが、
その密偵が赤穂藩士の手で捕まってしまう。
ふてぇ野郎だってんで藩士一同怒り心頭なのですが、
あの大石内蔵助が、これを許して、逆に仙台藩からの留学生を受け入れ、
塩の製法を教えるわけです。

当然仙台藩は大喜びで内蔵助に感謝する。
この感謝が巡り巡ってあの討入りの翌日、
無事に吉良の首をあげて、泉岳寺の方へと歩いていく四十七士に対し、
仙台藩の関係する店が「大仕事のあとでお腹がおすきでしょう」と、
粥をふるまったそうです。

永代橋のあたりにちくま味噌の店があって、そこのことかなと思ったのですが、
調べてもよくわかりません。

……こんな調子で、没になった文章があるのですが、
読み返すとそれなり面白いわけです。
こんなのもありました。今年の夏に書いたやつです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

近所にカレー屋さんが次々とオープンしている。
インド人の方が作っている本場のカレー?らしきものなのだけど、
個人的な感想だと「なんじゃこりゃ」みたいな衝撃はない。
付け合せの鳥の唐揚げみたいのがオレガノまみれで、
「なんじゃこりゃ」とは思ったけれど。

人間も最初の十五年間くらいは感性も真っ白で、
食べるものも見るもの聴くものもみんな新鮮なんだけど、
経験を積んでしまうと「そんなの知ってる」と考えて、
記憶からバッサリ切り捨ててしまう。
人生と言うハイキングコースを歩くのに、
いちいち路傍の花に目を留めている余裕はない。
たとえ目的地に青い空が広がっていても、
「目標達成」と言う満足感だけで、写真を撮って帰ってきてしまう。
インド人の作るカレー屋さんというのも、最初はすごいインパクトなのだけど、
こう雨後の竹の子のようにあっちこっちに現れると、
「とりあえずチェック」となってしまう。

じゃあ、人生の中で強烈なショックを受けたことってなんだろうと考えてみる。

宮崎駿さんの映画が公開されているけど、あの方の作品はいろいろ衝撃的だった。
「未来少年コナン」というのも、テレビで初めて見たときはのけぞった。
アニメーションは動いてなんぼといわんばかりに、コナン少年が動き回っている。
動いている人間に感情移入して、空気や水を感じるというのは、
宮崎駿さんの作品の大きな特色だと思う。
あのギガントの上をコナンと船長とジムシィが駆け回っているシーンは、
自分が振り落されるんじゃないかってくらい、おっかない感じがした。

それでまあ、宮崎さんはすごいというので、ナウシカも劇場まで観に行ってるし、
トトロも魔女宅も「かわすみが狂った」と言われるくらい、夢中になった。
(ラピュタはなぜか劇場では観ていないんだな)

宮崎駿さんといえば、自分はまず作品の空気感の方が衝撃で、
観ているとその作品の空気の中に入り込んで、主人公と一緒に駆けまわってる感じがする。
だから、ストーリーが破たんしてるとか、尻切れトンボとか、そういうのは気にならない。
濃密な空気の中に浸れれば、自分は満足である。

そういう、独特の空気を表現できる作家さんはすごいなと素直に感動する。
宮沢賢治さんとか同じだけれど、ストーリーとしては破綻していても、空気が濃密だと、
それだけでしばらく浸ってしまう。
クラムポンがかぷかぷ笑うだけで果物の汁のような透明な空気が生まれてくる。

宮沢賢治さんも宮崎駿さんも、子供の頃からその世界に浸っているので、
子供の頃の感性で感じたものが、大人になってよみがえってくるのかもしれない。
だから、良いものを子供の頃にたくさん味わっておくのは、大切なことなんだよな。

なんだか新しい映画も観に行きたくなってきたな。

インド人のカレー屋さんも、いろいろ苦戦しているみたいで、
この頃は店先で割引券付きのチラシを折ったりしているのを見かける。
お昼にはママさん集団がママチャリでやってきて、
サロンな時間を過ごすことが多いようだ。
異国情緒も日本の日常の中に居場所を見つけると、そこらの定食屋と変わらなくなる。
そんな中、
イスラム系の料理屋が「本日ラマダンにて休業」とか貼り紙しているのを見かけると、
「それだよ」と手を打ちたい気分になる。

まあ、一方的な感想なのだけど。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは今考えると別にブログに載せてもいいんじゃないかと思うんだけど、
たぶん、いろいろ気に入らないところがあって没にしたのでしょう。

……個人的にちょっと気に入ったものを何回かに分けて出してみようと思います。

写真
P1030128

これも、ハードディスクの中に寝かしてた写真。
たぶん、何かの原稿を描いてる時にトレース台の上で遊び始めた、
ということだと思う。裁判員の女神かな?
別のアングルのをブログの最初の方で使ってます。

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