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2015年7月

2015年7月20日 (月)

怪奇大作戦

うちの本棚には岸田森さんの食玩フィギュアがあります。

アシスタントの方にいただいたものなのだけど、
出来はともかく、好きなのでずっと飾ってあります。

見る人が見れば一発でわかると思うのですが、
実相寺昭雄監督の「京都買います」のあのシーンです。

P1100254

P1100259

あ、だんだん思い出してきた。
アシスタントさんと幻の「狂鬼人間」の回の話をしていて、
「見たいならyoutubeで観れますよ」
と教えてもらったんだ。
その流れで、僕が岸田森さんが好きだと発覚し、
「あげますよ」
とプレゼントしてもらったんだ。

僕は、さすがに「怪奇大作戦」はリアルタイムでは観ていません。

僕がリアルタイムで観た円谷作品は「帰ってきたウルトラマン」あたりで、
幼稚園児だとさすがに「怪奇大作戦」は観てないと思います。
(帰ってきたウルトラマンも岸田森さん出てたな)

実際に観たのは、名古屋の中京テレビで実相寺昭雄特集をやったときで、
高校生か大学生の頃、ずいぶん遅かったのです。
でもおかげで、番組のエンディング曲だったフィルコリンズの
「イージーラバー」
は大好きな曲で、いまだによく聴きますし、
聴いている間は「怪奇大作戦」の名場面が浮かんできます。
特に「呪いの壷」の回のお寺が焼ける有名な特撮シーン。
あれをバックにイージーラバーが流れてたんだよな、中京テレビ。
(エンディングのキャストテロップのところですよ)

あの頃の中京テレビは深夜にマニアックな番組をよくやっていて、
大竹まことさんで「秋の夜長のビートルズ」だったかな、
あれも奇妙でビデオに録って繰り返し観ていました。
弟に取られちゃったけど。

怪奇大作戦とはまったく関係のない話なのですが、
局のプロデューサーだか演出家の方がビートルズの曲のMTVを勝手に作るという、
とんでもない企画で、合間に大竹まことがブランコを漕いでいたっけ。
あの番組のおかげで、「ノット・ア・セカンドタイム」を聴くと、
「OH YOU~」のところでポットでお湯を注ぐシーンが浮かんできます。

大迷惑。

昭和天皇の様態を知らせる「脈拍ーー」とか言う、あの時代の人ならさんざん聞かされた、
あのフレーズも、どれかの曲に無理やり挿入されていたっけ。「ディス・ボーイ」かな。
「イエス・イット・イズ」かもしれない。
あと、「アイム・ルッキング・スルー・ユー」の女の子がなんかかわいかった。
おかげでこの曲も聴くたび80年代ファッションの女の子が駆け回ってる映像が浮かぶ。

これは、まあ、ありがとう。

ことほど左様に、映像というのは頭に焼き付くものなのですが、
怪奇大作戦も、印象的な場面が多く、
例のお寺が焼けるシーンは、イージーラバーの音楽とともに、
やたらぎらぎらと蘇ってきます。

実相寺作品の見どころは、その画面構図の大胆さ、
岸田森さんの表情を撮るうまさ、
人間の哀しさの表現、かな。
「呪いの壷」だと、テレビ作品だから役者さんのアップが多いんだけど、
その背景にまで神経が行き届いていて、
不思議な奥行き感があったりします。
40年くらい前の映像だから、冒頭はさすがに古いかなと思うのですが、
見ているうちにどんどん作品世界に引きずり込まれていきます。
そして、終わった後の何とも言えない余韻。
ああ、これを味わいたくてこのドラマを見たんだよな、って気になります。

実相寺作品の「呪いの壷」も「京都買います」も、
これから放送される作品だと思いますので、
「鉄子の育て方」をお楽しみいただいたあとは、是非。

消しゴム

先日、名古屋に帰ってまして、昔住んでいたあたりを弟の車で回ったのですが、
町並みは子供の頃とはずいぶん変わってしまっていて、
ちょいと物悲しさを味わった。
さんざん立ち読みをしまくった古本屋さんは駐車場になり、
駄菓子屋さんも一般住宅になっていました。

不思議なもので、公園の遊具はあんまり変わった感じはしなかった。
コンクリで固めた山、子供の頃はずいぶん巨大に思えたあの山も、
印象はずいぶん小っちゃくなりましたが、残ってました。

あの山で小学生の頃、友達とおっぱいアイス(たまごアイス)食べたんだよな、
若いお母さんが子供を遊ばせてたけど、すね毛が濃くてびっくりしたよな、
など、覚えているのは本当にどうでもいいことばかりなのですが、
まあ、懐かしかったのです。

そんな中、子供の頃に入り浸った文房具屋さんもまだ残っていて、
弟が言うには娘さんの代になっているそうなのだけど、
ちょっと嬉しかった。

子供の頃、お小遣いをもらってすっ飛んで行くのは、
この文房具店か、隣にあった加藤書店さんでした。
少子高齢化が叫ばれる昨今ではイメージしづらいけど、
あの頃は子供がうじゃうじゃそこら中に徘徊しておりまして、
例のコンクリ山のある公園も近かったせいで、子供はよくここに集まっていました。

ビー玉とかリリアン(わからない方は調べてください)はここで入手しましたし、
ルービックキューブがブームになったときも、ここで扱っていたと思う。
レジの後ろの棚に透明ケースに入って置いてあったはず。高級な知恵の輪と一緒に。
あと、プラモデルも置いていたので、ロボダッチとか、
この店で買いまくって段ボールいっぱい集めていました。

あと、アオシマの四体合体のロボットもあったな。すげーパチもん臭いの。
近所に振甫模型が出来るまでは、プラモデルはたいていここで買ってました。

でも、文房具屋さんですから、文房具も大半はここで買っていたのです。
鉛筆や筆箱、下敷きなんかはたいていここでした。
中でも、一番印象に残っているのが、消しゴムだったりします。

この当時、僕が買う消しゴムの定番は、シード社のレーダーという消しゴムでした。
水色のパッケージに入った、いかにも実用本位っぽいデザインの奴です。
今ネットで調べてみたのだけど、本社は関西のほうで、
いわゆるプラスチック消しゴムの国内での走りは、このメーカーさんなのだとか。

関東で生まれ育った方にはピンとこないかもしれませんが、
僕が子供の頃は雑誌で「消しゴムのナンバーワン」と紹介され、
国内の文房具屋さんの棚を占拠しまくっていた、定番中の定番商品です。

昭和50年代ごろは、消しゴムもいろいろ変わったものが出始めていました。
カレーの匂いがするものとか、動物の形のものなんかも、この時代からじゃないかな。
自分が小学生の頃はスーパーカー消しゴムなんてものもありましたし、
そのあとに国内で大ブームを巻き起こす「キンけし」こと「キン肉マン消しゴム」も、
あったのです。

でも僕はそれらには目もくれず、まあ、2・3回は買ったかもしれないけど、
ひたすらレーダーを使い続けたわけです。
とにかく、きれいに消せた。消し味がひたすら良かった。
お絵かき少年としては、文房具にも妙なこだわりがあったので、
自分が一番と信じたレーダーをひたすら使い続けたわけです。

これが、東京に来てからはなぜかあまり見かけなくなり、
現在はコンビニなどでも手に入る「MONO消しゴム」ばかり使っています。
いえ、これもずいぶんすぐれた商品なのですけどね。

僕が見たネットの記事によりますと、
文房具の販売の主流が町の文房具屋さんからスーパーやコンビニに移動していく過程で、
営業戦略的に出遅れた、というのが原因みたいです。
大手のトンボさんにしてやられた、ということなのかな。

今、僕の机のまわりには未開封のMONO消しが5個くらい転がってるけど、
今度池袋の画材屋さんにいったら、レーダーを探してみようかと、
ちょっと考えています。

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それからTOKYO MX2で自分が漫画版を描かせていただいた「鉄子の育て方」やってます。
関東地上波初進出。
円谷プロの名作、怪奇大作戦もありますので、日曜の深夜には是非。

自分が怪奇大作戦を見るときは、岸田森さんの表情ばっかり目で追ってしまうな。

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