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2015年9月14日 (月)


栞を作りました。
本に挟むやつです。
この頃は若いころのように一気に本を読むこともないので、
割と必需品。
どこかに売ってないかと探したけど、なかなか見つからないので、
自分で作ってみました。

P1100273


画題は江戸初期の女流俳人で、秋色という方。
たまたま読んでいた本に、そのエピソードが載っていて、
なんか気に入ったのでそのノリで描いてみました。

江戸の上野の山に清水寺があるのだけど、
そこを寛永寺の貫主、輪王寺の宮が散策しておられた。
輪王寺の宮というと、僕は戊辰戦争の時の輪王寺の宮を思い出すのだけど、
これは江戸初期の話なので、その当時の輪王寺の宮様なわけです。

上野の山は今でも桜の名所で、春には花見客でにぎわうのですが、
当時もやはり、山桜や枝垂桜のきれいな散策スポットでした。

それで、輪王寺の宮がふと井戸端の枝垂桜をご覧になると、
たくさん吊るされた短冊の中にこんな歌がありました。


 「井の端の 桜あぶなし 酒の酔」


見事な手跡だったので、誰が書いたものかを御尋ねになると、
菓子職人の娘で、十三歳の秋色であった、というお話。
それで、そこの桜は秋色桜というようになったとか。

秋色は俳人の其角の門人で、この其角はあの赤穂浪士で有名な其角さんだと思います。

のちのエピソードとしては、こんなのもあります。
さる大名のお屋敷に招待された秋色女史、その庭がとても美しいと評判なので、
「お父上に是非とも見せてあげたい」
と思いつき、自分の従者に紛れ込ませて、父親をそのお屋敷に招き入れました。

たっぷりと庭の景観を堪能した後、いざ帰ろうとすると雨が降り始めました。
秋色は駕籠で帰るのですが、父親は従者ですから、駕籠のわきで雨具を羽織っています。
これではあんまりにも申し訳ないと思った秋色は、
駕籠を降りてそこに父親を乗せ、
自分は雨具を羽織って駕籠のわきについた、とのこと。

親孝行な娘さんだったようです。

で、これを読んで「栞の画題はこれでいこう」と思いつき、
今朝作ってみました。

Photo


ほかにもいくつか考えてたんだけど、ほれ、
自分は外で本を読むこともあるので、忘れ物をしたり落としたりした場合、
画題によっては拾った方に人間性を疑われるので、
親孝行な娘さんにしてみました。

E1


E2


今朝はゴミ捨てに道路に出たら、カラスがゴミ袋を引っ掻き回してまして、
仕方がないので箒とちり取りを持ってきて、掃除をしていました。
そのあと、手をよく洗いまして、下書きにピグマでペン入れをしました。
なんか、風流じゃないけど、一日一善です。

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