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2017年9月16日 (土)

対話篇3 ジンクス

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師匠「吹雪まんじゅうを見るとシーボーズを連想するよね」
弟子「……なんですか、シーボーズって」
師匠「ウルトラマンに出てきた怪獣だよ。怪獣墓場から落ちてきた幽霊怪獣」
弟子「知りませんよ。そんなマニアックなネタ」

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師匠「僕のリアルタイムは新マンからなんだけどね」
弟子「新マン?」
師匠「帰ってきたウルトラマンだよ。団次郎の」
弟子「団次郎?」
師匠「俳優だよ。MG5のCMで有名な」
弟子「もう何がなんだかわからない」

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師匠「ウルトラマンは黒部進ね」
弟子「俳優さんの名前で言われてもピンときませんよ。ハヤタ隊員ですね?」
師匠「そうそう、ハヤタ隊員。吉本多香美のお父さんね」
弟子「だから、混乱するからやめてください」

師匠「ウルトラマンも今見ると古いよね。リマスターはされているけど」
弟子「半世紀前の昭和全開の作品ですからね」
師匠「観てると子供の頃の風景を思い出して懐かしいんだ」
弟子「例えば?」
師匠「子供が野球帽かぶって半ズボンで白のハイソックス」
弟子「ああ、半ズボン。今どきの子供は履きませんね」
師匠「クラスメートの半キンをどれだけ見せられたことか……」
弟子「昭和ですね」

師匠「走ってる車も古いし、背広がネルでやけに厚ぼったかったり」
弟子「師匠が生まれたころはそういうのが当たり前だったんですよね」
師匠「うん。町中にミヤコ蝶々みたいなおばあちゃんがいっぱいいたりね」
弟子「ミヤコ蝶々ってどんな蝶々ですか」
師匠「……関西に生息する夫婦善哉な蝶々だよ」

師匠「今回はジンクスのお話」
弟子「風邪が吹くと桶屋が儲かるみたいな」
師匠「それはジンクスとちゃう」
弟子「風が吹くとなんで桶屋がもうかるんですかねぇ」
師匠「……まあいいや、話にのりましょう」

弟子「なんでです?」
師匠「差別用語が入るからあんまりメジャーにならない理由なんだけどさ」
弟子「ほいな」
師匠「風が吹くと埃がまってみんな目をやられる」
弟子「ふむ」
師匠「盲人が増える」
弟子「強引ですね」
師匠「めくらが増えるとみんな三味線を始める」
弟子「なんで?」
師匠「昔はめくらの商売と言えば金貸しか按摩か三味線のお師匠さんだったんだよ」

弟子「で、みんなが三味線をやり始めました」
師匠「三味線が飛ぶように売れて、町から猫がいなくなる」
弟子「皮を剥いで三味線の材料にするんですね」
師匠「猫がいなくなるとネズミが増える」
弟子「なるほど」
師匠「ネズミが増えると桶をかじられるんで、桶の需要が増える」
弟子「……それで桶屋が儲かると」
師匠「そう」
弟子「強引ですね」
師匠「バタフライエフェクトよりは可能性がありそうだけどね」

弟子「で、ジンクスの話」
師匠「ずっと同じGペンのペン先を使い続けてるんだ」
弟子「え?」
師匠「今描いてるのは全部同じペン先で描いてる」
弟子「普通は取り換えるもんなんですか?」
師匠「かわぐちかいじ先生は4ページぐらいで取り換えているって何かで読んだ」
弟子「取り換えないとどうなるんです?」
師匠「インクの線がフニャフニャになる」
弟子「ダメじゃないですか」

師匠「まあ、ジンクスだよね。この作品をこれ一本で描き終えたら絶対いいことがある」
弟子「……単なる思い込みですね」
師匠「それに僕の今の描き方だと、割と古いペン先でも描けちゃうんだよね」
弟子「本人が納得してるなら別に構いませんが」
師匠「で、さっきペン入れしてたら妙にシャープな線が引けちゃったの」
弟子「ついに達人の境地に達しましたか」
師匠「予備用のペンでペン入れしてた。こっちは新しいペン先だったんだよね」
弟子「ああ」
師匠「ジンクス破れたり」

弟子「くだらない。ジンクスなんて科学的根拠に乏しい思い込みですよ」
師匠「まあそうなんだけどね」
弟子「今の時代、ジンクスなんて誰も信じていませんて」
師匠「そうでもない。出版業界には有名なジンクスがある」
弟子「といいますと?」
師匠「出版社がビルを建てると経営が傾く」
弟子「なんじゃそりゃ」

師匠「某大手が新社屋を建てたとき、編集さんが話してた」
弟子「単にヒット作が出なかっただけでしょ」
師匠「実際、出版業界は経営が傾きまくってる」
弟子「それは……」
師匠「出版不況は某社が立派なビルを建てちゃったからだと、個人的に思ってる」
弟子「また師匠の無茶振りが始まった」

師匠「まあ、社員にとっては新社屋はうれしいけど、めんどくさいってのもあってさ」
弟子「引っ越しが大変ですもんね」
師匠「それで愚痴るうちにそんなジンクスが生まれたんじゃないかと思うんだ」
弟子「なんか不評だったみたいですね、某社の新社屋」
師匠「役員室がビルの下の方にあるの」
弟子「?」
師匠「火災があったときにはしご車が届く限界位置なんだってさ」
弟子「ああ、上の階の社員はムッとしますね」
師匠「噂だけどね」

弟子「インフルエンザが流行ると、あっという間に会社中に広まったそうで」
師匠「空調がうまく機能しなかったらしい。後になっていろいろ問題がみつかるんだ」
弟子「ビルだと気軽に窓を開けて換気ってわけにはいきませんからね」
師匠「あと、エレベーターホールがあって、八基くらい稼働してるんだけどさ」
弟子「すごい大手の出版社ですね」
師匠「ボタンを押してもどれが来るかわからない」
弟子「ああ」
師匠「八基全部に注意していないとエレベーターに乗れないというクソ仕様」
弟子「数が多いというのも考え物ですね」

師匠「さすがに今は改善されているけどね」
弟子「で、けっきょく師匠は何が言いたいんですか」
師匠「ジンクスなんてくだらないよねって」
弟子「そこですか」
師匠「さあ、新しいペン先で続きを描くぞ!」

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