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2019年1月 4日 (金)

2019年正月

正月も三が日が過ぎて、だいぶ落ち着いてきたようです。
街を歩いていると、ああ、文房具店なんかは子供のお年玉目当てなのか、
もうやってるんだなと、今さら気がついたりします。
あと床屋さんももう営業していた。近いうちに髪を刈ってもらおう。

松屋の例の一号店に入る。全国の松屋はすべてこの店から始まった。
ところがこの店の状況はそれほどスペシャルなものじゃない。
自動ドアが去年からずっと壊れたままで、手動で開けてくれとの貼り紙がしてある。
「まあ、こういうのは嫌いじゃない」
とガラガラと開けると、店員のお兄ちゃんが、
「シェーマジエン、〇×△ふじこレレレしゃーす!」
と、ものすごくテンションの高い早口言葉を唸る。券売機を開いて中をいじっているので、
ああ、カウンターで直接注文しろと言ってるんだなと見当をつける。
それでも、いちおう何か言葉をかけてみたかったので、
「券売機が使えないんですか」
とあえて言ってみる。
「シャーーーーっす!」

何もスペシャルじゃなく、むしろ個性的なところが一号店のすばらしさである。

正月4日とはいえ、開いてる店はそんなに多くない。
マクドナルドとか、コンビニとか、あと、スーパーはもう開いていた。
必要なものをあれこれ買っていたら、ゴホゴホ咳き込みながら小さい子供が駆けてった。
あとから耳にピアスした金髪のお父さんがついていく。
ああ、なんかヤンマガとか読んでそうなお父さんだなと、妙な感想を抱く。
帰ったらうがいをしなくちゃ。

駅から少し離れたところで、ママさんたちが行列を作っていたので、
何かお菓子でも売ってるのかなと思ったら、洋菓子店だった。
シナモンが焼けるような甘い匂いが通りにたちこめている。
でもなぁ、シナモンてか、ハッカとかニッキとかの匂いって、
和菓子に使われると自分はなんか苦手な感じになる。生八つ橋とか。
あと、つげ義春先生の「ゲンセンカン主人」のおばあちゃんがしゃぶってる姿が、
なんとなく脳裏によみがえってくる。
それから、ケケケケケとか、クェッ、クェッ、とか、日本髪のおかみさんが唸って、
そのあとなぜか、李さん一家はまだこのアパートに住んでいるのです、となる。
漫画ってすごいな、シナモンごときで連鎖的にイメージが蘇ってくる。

シナモンと言えば、
キッコーマンが出してるシナモン味の飲み物が、ドトール並みにおいしい、しかも安い、
というネット上の記事を見てから、ずっと探していたりする。
自分はハッカとかニッキとかは苦手だけど、シナモンは割と好きなのだな。
まったく同じもののはずなんだけど。

今年の年賀状。イノシシ。

Photo

仕上げの段階で、どうも右半分がよくないってことで、トリミングした。
そうそう、僕はどうも左右のバランスのとり方が下手くそのようで、
僕が絵について悩んでる理由の90パーセントくらいは、このバランス感覚に原因する。
たとえば、左右の目がバランス的に傾いているとか。

鉛筆で描くといい絵だけど、ペン入れすると絵がおかしくなるって人は多いと思うけど、
その理由はこれで、がっちり描けば描くほど、バランスの崩れが目立ってくる。
その解決法として、絵をクルクル回転させながら描くというのも一つの手で、
僕はここ二年ばかりはそういうペン入れ法をしていたし、
この年賀状もそうやって描いてる。

でも、頭の中で「中心」を右から左に移動させる感じでペン入れすると、
絵を回転させなくても同じようなペン入れが出来るんだなと、最近になって気が付いた。
いやまあ、そのことはずいぶん前から知ってはいたけど、具体的な解決法が見えた、
みたいな。

それで年末からずっと、僕はとても上機嫌なのだ。

今年の読書はじめは、なんとなく本棚に手をのばしたらそこにあった、
小林泰三さんの「玩具修理者」だった。
……いきなりホラーから始まる新年である。
なんだかなぁと読んでるうち、結構嵌ってしまって、
深層心理を抉られまくっているのだった。
あと、四半世紀前に発表されたものだから、文章からあの当時の空気が感じられて、
そこはかとなく懐かしい。

百年くらいすると、こういう空気も「平成ロマン」みたいになるのかな。
明治、大正、昭和、平成と、ご維新以後の時代もずいぶん経過したもんだ。
昔は明治時代の爺さん婆さんとか普通にいらしたのに、もう誰も残ってない。
それどころか、大河ドラマがいよいよ大正・昭和時代に突入だもんな。
新聞の夕刊小説で先に読んでるけど、僕なんかそれほど昔のような気もしない。
加納治五郎とか、もう時代劇の人なんだな。
NHKの予告も観たけど……悪い意味でドラマ臭がハンパなかった。
ゴテゴテしてるというか、色彩的に落ち着きがないというか、
役者さんの演技も、なんか派手派手しい。僕の勝手な趣味だけど、
もっと武骨でぶっきらぼうな方が、個人的には好印象だったりする。

それでもまあ、観るんだけどね。

おまけ。
トリミングして色をいじった年賀状の最終版。

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