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東京タワーとスカイツリー

2012年5月26日 (土)

東京スカイツリー その5

4月に行われた東京スカイツリーの内覧会の写真を載せ続ける企画、
その5回目です。

今回はいよいよ天望回廊です。
「展望」ではなく、「天望」です。
スカイツリー独自の言い回しだと思われます。
一年半前に買ったスカイツリーのガイドブックでは
まだ「第1展望台」「第2展望台」となっているので、割と最近決まったのかもしれません。

P1040356

下の大きいお椀が「天望デッキ」で
上の小さいお椀が「天望回廊」です。
さらに地デジ用アンテナであるゲイン塔、制振システムであるTMDと続きます。
見上げるアングルなのでわかりづらいですが、
二つの展望台は100メートルくらい高さが違います。

この二つの展望台をつないでいるのが天望シャトルというエレベーターで、
上がガラスになっていて、鉄骨の中を登っていく様を堪能できます。

P1040221

この天望シャトル、
通常のエレベーターの40倍の力があって、かなり高速なのですが、
図書館並みの静穏なので、その凄さがいまいちわかりづらい。
そのため
「めちゃくちゃ早いねんで」と
一般の方にも理解してもらうために上部に窓をつけたと思われます。

だからここではその「速さ」をじっくりと堪能しましょう。
自分のように「地下鉄みたいだな」と素朴な感想を抱いてはいけない。

P1040233

天望回廊のチューブ部分です。
この床の下には何もありません。
450メートルの空間ががらーんと広がっています。

P1040238

自分が子供の頃だったら泣いてました。

たぶんこの先バンジージャンプもスカイダイビングもする予定はありませんが、
勧められたら安請け合いしちゃいそうなので、この風景を目に焼き付けておきます。

絶対無理。

P1040239_2

なんか空飛んでるし。

これはスカイツリーから北東の方角を見た写真です。
東急伊勢崎線と京成押上線が合流しています。
あと、でっかいマンション。
高さ140メートルだそうです。
東京タワーの大展望台があの少し上くらいになるので、
そう考えるとスカイツリーの高さがより実感できます。

P1040240

北側です。

さて、自分は実際にスカイツリーに登って初めて理解したのですが、
天望回廊はひたすら坂道を登るチューブの部分と、
そこから本体に入って普通の展望台として楽しめる部分の二つからなっています。
チューブのところが怖いという方にはこちらの展望台への直通エレベーターもあるそうです。

P1040248

チューブの部分に比べればおとなしい感じですが、
風景は充分に堪能できます。

P1040256

左端に平成中村座が見えます。……見切れてますけど。

さて、東京タワーとスカイツリーを比較する企画でしたが、いかがだったでしょうか。
自分のつたない写真ではありますが、

全然違う展望台じゃん。

というのは伝えられたのではないかと思います。
スカイツリーは現在世界最高の電波塔であり、
その展望台からの眺めは格別のものがありますが、
まだ景色としては完成されていません。
この先何十年もかけて「見られる」ことを意識することで
街の景観がどんどん熟成していくような気がします。
一方、東京タワーの景色は、半世紀の時間をかけて完成した名画だと思います。
新しいビルほど、東京タワーに見られることを意識してデザインがされるのですから、
その一つ一つが作品になっているわけです。
これは今現在のスカイツリーにはちょっと見られないアドバンテージです。

スカイツリーの景色の方は東京の雄大なパノラマを楽しむことにポイントがあると思います。
実際、隅田川をぼーっと眺めているとなんとなく癒されますし、
内覧会でなければもう少しぼーっとしていたはずです。

展望台は登ってボーっとする場所なのです。たぶん。

番外編へ

2012年5月24日 (木)

東京スカイツリー その4

とうとう、東京スカイツリーが開業しました。

当日、5月22日はあいにくの空模様で、上空は風が吹きまくり、
天望デッキから天望回廊へのエレベーターが停止してしまうアクシデントがありました。
これについてはいろいろ考えることがあって、
初日だからしょうがないだろうとか、天候が悪かったんだから仕方ないとか、
今後改善していけばいい話だろうとか、とにかく、
自分が編集者に言ったら「甘いよ」と切り捨てにされる言い訳が
どうしても頭に登ってしまう。自分もまだまだ青い青い。

もし、ベストを尽くした上でのトラブルなら、
改善の上、さらなる安全を追及してもらいたいですし、
どこか心に隙があってのミスだとしたら、
対策を万全にしていただきたいなと思います。
実績だけで評価されるのが世の中です。
自分が言うと、皮相なギャグにしかならないのだけど、
本当に、世の中は失敗については辛辣で厳しい。

(追記:強風による予防措置だったそうです。それでも当日のお客さんは不運だった。)

さて、4月に行われたプレス向け内覧会を紹介するこの記事なのですが、
今回は天望デッキからの風景その2です。

P1040196_2

スカイツリーから南側を望みます。、両国、お台場方面ですね。

まず、画面の左側に流れているのが隅田川。

手前に見える橋は蔵前橋。
その橋から左側が墨田区の本所横網になります。
このあたりには江戸時代に幕府の米蔵があったそうで、
天領から集められた米がここに蓄えられていました。
蔵の前だから「蔵前橋」です。
この画面の右から左まで蔵前橋通りが走り、
さらに遠く江戸川の手前で千葉街道に達します。(もちろん、見えない)
昔、江戸川区の小岩に住んでいたころ、
ここをトコトコ歩いて両国から神田方面を散策していました。

そんな散策中にいきなり変な建物が現れてびっくりしたことがあります。
空一面に巨大な白い「下駄」が浮かんでいたのです。
なんじゃこりゃ、宗教関係の施設か?と思ったのですが、
それが開業前の「江戸東京博物館」でした。

300pxedotokyo_museum

(以下、建物はウイキペディア画像)

茶色いホテルのl向こう側にある白い変な建物です。

このホテルは自分が見たときにはまだ存在しなかったので、
もうあの景色は見られないのでしょうね。

この「第一ホテル両国」は宿泊しながらスカイツリーが見られる絶景ポイントの一つ
だそうです。

その隣にドコモのビルがあって、その下に緑の屋根の両国国技館が見えます。

300pxryogoku_great_sumo_hall

日本の国技、大相撲の殿堂です。
どうでもいい話ですが、
あのあたりに「横網」という地名があって、自分は最近までずっと
「横綱」だと信じていました。「よこづな」ではなく、「よこあみ」です。
まぎらわしい。

国技館の近くには忠臣蔵で有名な吉良上野介の屋敷跡があったはずです。
部分的にですがそれっぽい壁の敷地が残っています。
そのせいか、両国橋から蔵前橋にかけての隅田川の堤防は蔵っぽい装飾がされています。
海鼠塀とかいうやつ。忠臣蔵とひっかけたのかな。

それと、この内覧会でははっきり見えなかったのですが、
両国国技館の上のあたりに東京タワーが見えるそうです。
一緒に見学していた編集の方は「見えた!」
と言っておりました。
確かに針のようなものは確認できるのですが。

さらに隅田川を下っていきますと、
新大橋(見えない)
清洲橋(山が二つ)
永代橋、(見事なアーチ型)
と続いて、月島の方に抜けます。
あの「もんじゃ焼き」で名高い月島です。

P1040195

あの島の果てに晴海ふ頭があって、その向こうにレインボーブリッジがあるはずなんだけど、
かすみだらけでよくわかりません。たぶん、見えるはずです。

晴海と言えばコミケ。大昔はそうでした。
デビュー前にアシスタント先の先生のお手伝いで晴海まで行って、
帰りにもんじゃ焼きをごちそうになったのを覚えています。
ウケをねらってフルーツもんじゃを頼んで撃沈。

その島の左の方がお台場になります。
ビッグサイトは蒸し暑かった。

P1040187

さらに目を左に転じ、スカイツリーの東南の方角です。

右の目につくビルのあたりが錦糸町。
夜の街、大人の街、錦糸町です。

この写真では確認が難しいかもしれませんが、
右端中央から左の上にかけて総武線が走っています。
そして、右の端が錦糸町駅です。

昔、錦糸町でバイトしていたことがあって、
そのころこの駅を利用していました。
当時の自分はビッグコミックを買っていまして、
その週発売のゴルゴ13でデューク東郷が錦糸町駅で乗り換えをしたのが
めちゃくちゃうれしかったのを覚えています。
架空の人物ですけどね。

手前の大きなビル二つ(オリナスタワーだそうです。)の下にわずかに見える緑地が
錦糸公園。
結構広い公園だと思っていたのに、なんか小さいです。
実際は噴水もあったはずだし、端から端まで歩くと
結構な運動になったはずです。
その奥の緑地は「猿江恩賜公園」です。
スカイツリーに登った時はこっちを錦糸公園と勘違いしました。

P1040187_2

上の写真の左隅を拡大。
緑地が2つ見えますが、右が有名な亀戸天神、左は光明寺です。
こちらも紛らわしいです。自分が無知なだけですが。

300px_

亀戸天神は歴史のある天神様で、藤の花が見事なことで有名です。
そうは言っても、どうせ大したことないだろうと思っていたのですが、
実際に行ってみたら本当に見渡す限り藤棚で、藤色の花がどこまでも
続いて壮観でした。見ごろは4月末から5月初旬まで。

奥に見えているのは荒川で、東京湾に流れ込んでいます。

この東南の方角は目につく建物が限られているので、
土地勘のない方には面白味が少なく感じるかもしれません。
でも、目を凝らしてみると、いろいろ楽しめるポイントが見つかります。

スカイツリーの北側については、
自分が語るには情報が少ないので写真だけアップです。

P1040203

次は天望回廊に登ります。

続く!

2012年5月21日 (月)

東京スカイツリー その3

スカイツリーのエレベーターは黒い。

P1040171

入場ゲートをくぐって、暗いホールを進んでいくと、
真っ黒な壁がいくつもあります。
それが天望デッキへと登るエレベータ、天望シャトルだったりします。
本当に真っ黒なので、案内人がいないと何が何だかわかりません、
何でこんなデザインにしたんだろう、普通はもっとわかりやすいもんだろうと思っていると、

P1040170

花火です。

おそらく日本の伝統工芸「蒔絵」をイメージしたのでしょう。
黒い壁に金や銀のレリーフが嵌め込まれています。
ここにも「和」の心が生かされているんですね。

このレリーフは地元の作家さんの作品で、
エレベーターごとにデザインが違うようです。
マニアは通い詰めてコンプリートするべし。

このように内外の観光客向けのびっくりドッキリな仕掛けが
あちらこちらに仕組まれているのですが、
それらを紹介するのがこのブログの目的ではありません。

このブログの目的はあくまで「展望台は男のロマン」だったりします。

そう言えば高校生の時、
男のロマン」をキャッチフレーズにして生徒会長に立候補した人がいました。
インタビューや所信表明でも、ひたすら「男のロマン」を連呼し続けたのです。

「抱負はどのようなものでしょう」
男のロマンです。
「なぜ立候補なされたんですか」
男のロマンだからです。

それで結局、当選してしまったのだけど、
思えばあの頃から、自分は民主主義が信じられなくなった。

それはともかく、展望台は男心をくすぐります。
登った時の達成感と征服感が格別だからでしょうか。
男なら誰しも、人々を高みから見下ろして
「人間がまるでゴミのようだ」
と某ジブリアニメのようなセリフを言ってみたくなるものです。
女からすりゃドン引きでも、男にとっちゃロマンなのです。
たとえ貴女の隣の男がスカイツリーの展望台まで来て、
「人間がまるでゴミのようだ」
とドヤ顔でつぶやいたとしても、
皮肉な笑いで受け流すだけのやさしさを持ちましょう。
なにせ、この先何百万人もの野郎どもが
「人間がまるでゴミのようだ」
と天望デッキの上でつぶやくことになるのですから。

……

さて、ここでおさらいのために東京タワーの特別展望台、
地上250メートルからの高さを振り返ってみましょう。

P1040048

実際、これより高い展望台は都内にあります。
都庁の展望台とか、六本木ヒルズの展望台とか……

でもそんなのは数メートルの誤差です。

なにせスカイツリーの天望デッキは

地上350メートル

特別展望台より百メートルも高い。いや、東京タワー本体よりも高いです。

P1040197_4

少しもやが出ていたのですが、天望デッキから見た新宿方面の画像です。
右手から左手に隅田川が流れ、
真ん中にアサヒビール本社と黄金のう……モニュメントが見えます。
本社ビルに隠れているのが吾妻橋で、その先に、ここでは見えないけど雷門があります。
そこから右に仲見世が続いていて、浅草寺の本堂に至ります。
あと、この写真では真ん中やや上のところに東京ドームが確認できます。

東京タワーからの眺めとの一番の相違点は川の流れが目の前に広がっていることです。
荒川と隅田川、それが東京湾に流れ込む雄大なパノラマが一望にできます。

まるで地図の上に立っているみたい……って、
それはさすがに本末転倒ですが、
実際そういう感じがしました。

ただ、スカイツリーの周辺が下町であるため、
巨大ビル群というのははるか遠くの方に確認できるだけです。
この点は東京タワーに軍配をあげるしかない。
あちらは恐竜の顔をまぢかで見るような楽しさ、みたいなものがありましたから。

しかし、
実際にこの風景が動いていて、
目の前で人間や車が走るの見ていると、やっぱスゲーと感動するしかありません。
眼下に広がる国際都市、東京。
素直にいい展望台だと自分は思います。

この内覧会の日は3時をまわったあたりから天気が愚図つきだして、
4時ごろには雨になってしまいました。
ネット上に上がっている内覧会の写真はどれももやがかかっていて
遠くの景色がはっきり見えないものがほとんどです。
開業日以降はもっとクリアできれいな景色が見られることでしょう。

次回はもう少し天望デッキの風景を見てから、さらに上、
地上450メートルの天望回廊に向かいます。

続く。

2012年5月17日 (木)

東京スカイツリー その2

先月、4月17日に東京スカイツリーのプレス向け内覧会がありました。
メディア関係者を招待してスカイツリーの宣伝をしてもらおうというわけです。

自分は、某社(京橋本社)の関係者という資格で入場できました。
もちろん、お仕事ですから、しっかり取材モードに入ります。

P1040149

スカイツリーは地上デジタル放送用の電波塔です。
首都圏全域をカバーし、安定して情報を送り出す目的で建設されました。
主目的は地上デジタル放送、つまりテレビをより高画質に、高密度の情報とともに
利用することですが、災害時などに必要な情報を確実に届けるという、
重要な役割も担っています。

そのために、スカイツリーは
より高く、
より災害に強い頑丈な構造で建設されたわけです。

どれくらい頑丈かというと、

●必殺!ナックルウオール!
●T・M・D!
●鉄骨マイスター!
●心柱アタック!
(諸事情で書けない。)

たぶん首都圏が壊滅しても東京スカイツリーだけ立ってるという
かなりシュールな光景が見られると思います。
それくらいでなければ災害時の情報発信拠点にならんもんね。

また、そのような重要な役割とは別に、
「せっかくデカイもんつくるんだから観光スポットにしようぜ」
という下心もあります。
国内の観光客ばかりではなく、国外からも観光客を呼び込みたい、
そんな計算が見え隠れするのも、スカイツリーの面白いところ。

なにせ、東京タワーと比較すると「和」へのこだわりがすごいんです。
海外のいろんな建物を見てきた外人さんたちが、このスカイツリーに来ると、
「オゥ!ニッポンですネ!」
と思うデザインをこれでもかってくらい採用している。

たとえば、このチケットカウンターあたりの天井。

P1040165

江戸切子や着物の柄にも用いられる「麻の葉」という文様だと思われます。
A1

麻の模様には子供の健やかな成長を願う気持ちがこめられているそうです。
そう言えば、赤ん坊のおむつもこんな模様だったような。

チケットカウンターで入場券をもらいます。

そして地下鉄の改札のようなところを通ってエレベーターホールへ。
P1040168_2

怪しく光る麻の葉文様。
麻だけにとてもサイケデリック。(おいおい)

基本的に高い所の風景にこだわる企画なので、
次の回からは風景写真が中心になると思います。

それではいざ、地上350メートルの天望デッキへ!

続く!

2012年5月16日 (水)

東京スカイツリー その1

2012年5月22日、
東京スカイツリーが開業します。

P1040142

超巨大な電波塔、全長634メートル、
総工費500億円。

場所は向島です。押上駅と業平橋駅の間。
業平橋駅は駅名が東京スカイツリー駅に変わりました。

「ああ、業平橋駅が名前変わっちゃったのか」と、
自分はちょっと感慨にひたります。

実は名古屋から上京してきてしばらくお世話していただいた方が
この駅の近くで縫製業をなさっていまして、
この駅からトコトコ歩いてご挨拶にうかがっていたのです。

大家族でしたが、お客さんが大好きという家で、
晩御飯をごちそうしていただいたり、
東京生活のアドバイスをしていただいたりしました。
本当に、なかなか恩返しが出来なくて申し訳ないです
そこのご夫妻は町内会の活動にも積極的で、
三社祭りの神輿を倉庫に戻すとき、
「ひろし君、ちょっとだけ担がせてあげるよ」
と、よそ者の自分に大切な神輿を担がせてくれたこともありました。

それで、そういう思い出深い場所ですから、
以前「刀将」と言いう漫画を描くときに、
「あそこを舞台にしよう」
と思いついたわけです。

P1030512

業平橋駅は「刀将」の取材の時点では昔のままの姿でした。現在は名前も変わりましたし、
この改札も取り壊されてなくなっています。
先日見たときは工事中だったのでリニューアルされたのかもしれません。

スカイツリーは天望デッキの工事が行われているところでした。

P1030550

枕橋から見たスカイツリー(建設中)です。
そして屋形船。
昔、乗せていただいたことがあるのですが、江戸情緒って感じでいいものです。
まあ、カラオケ完備なんで、最後はどんちゃん騒ぎになっちゃうんですけどね。

P1030532

取材したのは2010年の6月です。
「刀将」の掲載が9月ですから、あの舞台は2010年の初夏ってイメージです。

この作品を引き継ぐ形で「風より疾く」という剣道漫画を描いたのですが、
あの世界でもスカイツリーは建設中でした。
ロクさんの家は向島のスカイツリーが見えるところという設定なので
あの辺の写真を背景に使いまくってます。

P1030441

同時期に描いた「江戸バルザック」の舞台は浅草です。
よっぽどあのあたりが好きなのかって話なんですが、
結構好きです。
名古屋で言えば大須とか、なんか和みます。

そんな浅草・向島にこだわり続けている自分ですが、
先日、ついににスカイツリーに登らせていただくことができました。

一つの土地にこだわっているといろいろ引き寄せられるな、と、
ちょっとオカルトな気分を味わっています。

次はそのスカイツリーを紹介です。

続く。

2012年4月21日 (土)

「かわすみひろし本舗」 東京タワーその4

 東京タワー特別展望台(公称250メートル)からレインボーブリッジとお台場フジテレビ方面を眺めます。

P1040043

 まるで東京タワーからの眺めを意識したかのようなナイスな構図です。もやがかかってしまったのが残念ですが、これもまた今の東京を象徴する風景でしょう。

 特別展望台で文字通りの「高みの見物」を終えたところで、エレベーターで大展望台に降ります。すると今度は例のあれが見れます。

P1040076

 床にぽっかり穴が開いていて、150メートル下の風景が見えます。 これがルックダウンウィンドウです。イデオンより高いです。

 自分が行ったときは中国からの団体さんがいて、いかつい体の親父さんが嬉しそうに飛び跳ねていました。気持ちはわからないでもない。
 日本の子供たちも案外平気そうに寝転がったりしていました。自分もどうかなと少しドキドキしながら乗ってみたのですが、案外平気なものですね。日本の技術に万全の信頼を持っているからでしょうか。

 展望台から降りますと、フットタウンがあります。例の蝋人形館で有名なあれです。飲食店と土産物屋完備。催し物もやってるようでいろいろ楽しめそうです。

 今回は展望台からの風景というテーマで見てきましたが、高い所から都心を眺めるというのはかなり楽しい体験でした。これは、都内を自分の足で歩いていくつかのビルを知っていると尚更楽しいです。

 さて、続いては東京スカイツリーからの展望になります。東京タワーとどれくらい違う風景が見られるのか、また、地上450メートルの高さに自分は耐えられるのか、ドキドキします。

P1040321

東京スカイツリー編につづく……開業を待て!

2012年4月19日 (木)

「かわすみひろし本舗」 東京タワーその3

 東京タワー公称250メートルの特別展望台から見た上野・浅草方面の風景です。

P1040038

 例のMoriビルが屋上部分をさらしています。これこそ展望台というべきでしょう。
 この高さからだとほとんどすべてのビルが地平線より下になります。漫画家さんが風景を描く場合、まず地平線のラインを一本引いて、自分の目線より上に見えるものをラインより上に、下に見えるものを下に描くものですが、その理屈で言えば、自分はこの風景の中で一番高い所にいることになります。

 一番奥に見えるスカイツリーを除いての話ですが。

Skytree

 あちらは634メートルの高さなので、こちらの展望台の約2.5倍くらいですか。とにかくべらぼうに高いです。
 スカイツリーのある浅草・向島のあたりは東京でも指折りの下町ですから、周囲に巨大なビルがほとんど存在しません。そこにそびえるスカイツリーはまさに孤高の貴婦人。意地悪な言い方をすれば場違いなあぶれ者。なにやら寒々しい感じがします。

 東京タワーにしても、完成当時はこんな風に違和感のある風景だったのでしょうか。この先半世紀ほど時間が経過すれば、今の東京タワーのように周囲に巨大なビルがいくつも取り囲んでにぎやかで活気のある風景になるのかもしれません。その時代まで自分が生きられるかどうかわかりませんが、是非そのような新しい東京の風景が作られていってもらいたいものだと思います。もちらん、今ある下町の情緒をたっぷりと継承する形で。

続いて六本木方面

P1040039

こちらは地平線のラインより上に飛び出しているビルがいくつもあります。東京タワーの特別展望台よりも高いのだから250メートル以上のビル?と考えてしまいそうですが、実は違います。

 特別展望台は高さ250メートルからの眺望ということになっていますが、250という数字はあくまで海抜であって、地上からの高さは223.55メートルです。
 今、東京都内で一番高いビルは右奥に見えるミッドタウンタワーですが、それが248.1mですので、250メートルの展望台から見たら本当なら下に見えなくちゃいけないのに、実際はなぜかあちらの方が高いという摩訶不思議な状況になっています。

 まあ、細かいことはどうでもいいんです。東京の首都圏を一望できるという点では、東京タワーは抜群の位置にあります。高層ビル群をまじかに眺め、レインボーブリッジとお台場の風景もナイスなアングルで堪能できる。たぶん、この点はスカイツリーよりも東京タワーの方が今のところ上なのではないでしょうか。東京タワーの存在価値はスカイツリーの登場によっていささかも損なわれることはないのです。たぶん。

その4につづく

 

2012年4月16日 (月)

「かわすみひろし本舗」 東京タワーその2

 東京タワーの大展望台(公称150メートル)の高さから見た六本木方面です。

P1030987

 左手に六本木ヒルズの森ビル、右手に泉ガーデンタワーが見えます。
 さらに真ん中奥のほうに見えているのがミッドタウンタワー。高さ248.1mで都内最大の高層建築です。

 現代の東京を象徴する風景の一つだと思います。

 都市には顔に相当する「風景」があるものですが、東京の場合、それがどこの風景かというのは、結構難しい問題です。

 東京タワー
 銀座和光時計台
 浅草浅草寺の雷門
 皇居二重橋
 渋谷109前
 表参道ヒルズ
 お台場……

 あまりに広くてバラエティーに富んでいるので、どこか一つに絞りにくいという気がします。
 これが名古屋なら名古屋城か久屋大通のテレビ塔、名古屋駅前ターミナルといった所なのでしょうが。

 今、東京は都市としての新しい「顔」を作り出そうとしているのだと思います。来月に開業を控えた東京スカイツリーもそうですし、東京駅の復元工事もその一環でしょう。日本経済はずいぶんひどいことになって世の中暗い話題が多いですが、そういう鬱々とした時代だからこそ、首都東京を象徴する新しいモニュメントを作る作業は重要なのだと思います。

次、北東の方角。

P1030983

 手前のビルは愛宕グリーンヒルズ(MORIタワー)。でかいの二つでワンセットです。
 ウィキペディアを見てみたら、

「MORIタワー最上階付近からは東京タワー大展望台を見下ろすことが出来る。」

と書かれていました。

 ビルから見下ろされる展望台というのはなかなかせつないものがあります。

 でも大丈夫、東京タワーには100メートル上に特別展望台(公称250メートル)があります。次はそちらに行ってみましょう。

 その3に続く




「かわすみひろし本舗」 東京タワーその1

P1040123
 東京タワーに行ってきました。
 日曜日ということで大混雑を覚悟して行ったのですが、開館直後の9時過ぎだったせいか、まだ人は少なかったです。

 来月の22日には東京スカイツリーが開業します。東京タワー公称333メートルに対して、あちらはなんと634メートル。「ムサシ」と語呂合わせで倍近い数字を出してきました。そんなべらぼうなスカイツリーに登る前に、東京タワーに登ってその高さを体感しておきたい、スカイツリーに登ってしまったらその高さに素直に感動できなくなる、そんな危機感を持って、やってきたわけです。
P1030979_3  

 大展望台からの景色です。
 お金を入れると見れる双眼鏡が設置されているかと思ったのですが、とっくの昔に撤去されていました。みんなカメラ持ってるから、双眼鏡いらないっちゃいらないのか。
 大展望台は一階と二階があって、一階部分で150メートルの高さになるそうな。

自分は高いところは苦手ですし、高所恐怖症かもしれないなどとも思っていたのですが、この程度だとわりと平気ですね。

その2に続きます。